普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

帰省に目的を作ってみるのもよき

帰省をキメていた。GW中にという話も出ていたが、明らかに混雑が見込まれ、げんなりすること請け合いだったので1週間ずらしてみての帰省だった。GW明け最初の週末ならそこまで混まないかなと見込んで。

結果、混雑を回避できたのかといえばめちゃくちゃ微妙なところであった。大混雑ということはなかったし、GW中と比べればおそらくはさざ波のような混み具合であったのだとは思うのだけど、まあ外国人が多かった。たぶん半分は外国人だったんじゃないだろうか。それもひと目見て欧米人だなとわかる外国人でそれくらいだったので、アジア圏のひとまでいれたら7割とかいたんじゃないかと思う。外国の方は週末とか関係ないし、最近の東京駅は常にあんな感じなんだろうか。だとしたら大変なことよ。駅員さんとか。

そんな状況とは露とも知らず、持ち前の行き当たりばったりぶりを発揮し、新幹線の切符は東京駅で当日買えばよいかと考えていた。そのため少し余裕を持って東京駅に到着はしていたものの、前述の通りの人種のるつぼとなっており、窓口の混雑は想像以上。まあ、予定の新幹線に乗り遅れますわな。無計画の完全敗北である。予定調和とすらいえるほど鮮やかに間に合ってなかった。

ふだんはこだまでしか停まらない駅が目的地なのだけど、今回は目的地が浜松だったのでひかりに乗るつもりだ。気を取り直して次のひかりを時刻表アプリで調べたところ、1時間くらいは待つらしい。でも30分も待たずに発車するひかりが電光掲示板には表示されている。どういうこと?と、よくよく調べてみると、ひかりは浜松駅に停まるものと停まらないものがあるらしい。罠すぎる。危うく静岡県をすっ飛ばすところだった。それはそれでちょっとトラブルとして楽しんじゃいそうだったけど、妻は絶対に激おこ間違いなしであり、尊厳とかそのあたりの何かが霧散する可能性があったので事前に気付けてよかった。けっきょく最短で浜松に到着するのはふだん通りのこだまだったので、ひかりに乗れなかったことに関してはほんのりがっかりしたのであった。

海が見えると毎度色めき立つ

富士山観測は不発

予定よりは遅くなってしまったけど浜松に到着。

10年ぶりくらいかもしれない

最初は特に目的を持たず、とりあえず浜松に行って街ブラでもしますかというノリだったのだけど、せっかく行くなら何か目的をと調べてみたところ、「浜松こども館」という子を遊ばせるのに最適な場所があるという情報に辿り着いた。

これは重畳と施設に向かって歩きはじめたところ、すやっすやのすやで子は眠りについていた。ま、こんなもんですよね。子が起きていないことには施設に到着してもあんたら何しにきたんになってしまうので、ひとまず子が起きるまで食事でもとることに。

ギョービーセット

静岡おでん

いも焼酎

うっかり一杯やってしまった。浜松餃子にしろ静岡おでんにしろお酒を呑ますために開発されたメニューなんじゃないかなというくらいの飲兵衛ほいほいであるのでこの流れは運命(さだめ)としか言いようがない。人生何度やり直してもこの流れは避けることができないだろう。でもきちんとここでやめたので家庭内不和には至っていないしもちろん酔っ払うまでにも至っていない。このあとのことを考えれば当たり前のことではあるが、世の酒飲みたちからは「え、ちゃんとやめたのえら!」と拍手喝采であることだろう。酒飲みの民度たるや。

ほどよく休憩もできたしもうとりあえず現地に行ってみるとかと移動を開始。よく調べずに休憩していたが、どうやら休憩していた建物の上階が目的地らしい。エレベーターに乗り込んだら他のフロアにはスーパー銭湯もあるとの由。うまいものが食べられて、温泉に入れて、お酒も飲めて、子を存分に遊ばせることができるなんて極楽浄土か、この建物。

こうして目的地に到着。

めちゃくちゃ良い施設だった。自分が子どもなら毎週連れて行ってほしいとせがむレベルだったと思う。子も大変に満足そうだったので親としてもホクホクであった。いやー、都内にこのビルごとほしい。三鷹あたりに。浜松の方々、うらやましいなあ。

kodomokan.entetsuassist-dms.com

ちなみに入館料もめちゃくちゃ安くてどこで儲けているのか本当に謎で、なくなったら嫌なのできちんと儲けを出してくださいねと心の中で祈った。

こうして大満足のこども館、まだまだ子は遊び足りないといった向きであったが、子どもというのは体力が無尽蔵のように見せかけていきなり電池が切れる仕様となっているので、そうなる前に引き上げた。まあ実際のところ親の方が先に疲れちゃったというところもあったわけなのだけれども。

この後在来線で地元駅まで向かい、無事帰省を果たした。いつも思うこととして、自分が何もしていないのに晩ご飯が出てくるのって素晴らしすぎる。素晴らしすぎるので晩酌の勢いも止むことを知らず、本当に止まらなそうなのでほどよきところで素直に寝た。

滑り出しは微妙だったけど、今回の帰省はこれだけでは終わらない。また次回ご報告したい所存。